うつ病と家族の接し方

家族ならでは接し方で改善を早める

 

 

日常の食生活は大切です。家族の誰かがうつ病の時は、うつ病の本人だけではなく家族全員にとっても実に辛い時となりますが、ここが肝心で、こんな時だからこそ栄養のバランスの取れた食事を家族みんなで摂るようにするのです。

 

 

家族みんなでする運動もいいでしょう。軽い運動であっても心身の健康を高めて、ストレスへの耐性を高めるのに大いに役に立ちます。周りの家族はむしろいつも以上に明るく楽しく振舞うことが大切で、日常の食事や運動といった場面が作れるのも家族だからこそです。

 

 

自分を犠牲にしないということも意識してください。もしも家族の中で大切な人がうつ病になったら、できる限りのことをして早く回復してもらいたいものです。しかし、その事に集中し過ぎて、自分の楽しみを犠牲にしてまで相手に献身するのも考えものです。

 

 

これで自分も燃え尽きてしまったら元も子もありません。家族それぞれのメンバーも、ショッピングや、趣味、友達との約束など自分の大切にしている時間はきちんと確保するようにしましょう。

 

 

家族を思いやる気持ちは大切ですが、ある程度長期戦なので、前述した通り、あせらず、押しつけがましくならないようにしましょう。

 

 

うつ病は別名「心のカゼ」とも呼ばれるほど、比較的簡単にかかってしまう病気でもあり、生活環境によっては人生の中で避けて通れない時もあるでしょう。だからこそ、家族の中でうつ病に遭遇したとしても、あわてないように普段から知識を頭に入れておきましょう。