うつ病と家族の接し方

うつ病の家族への接し方

 

 

 

うつ病になってしまった家族への接し方ですが、まずはあわてないでゆっくり見守るような態度が大切です。

 

 

どうしても身内のことですから、うつ病がなかなか改善していかないと、どうすれば良くなるのか、とあせってしまうのは無理もありません。確かにうつ病は治療で改善していく病気ではあるのですが、残念ながらすぐ治るという病気ではありません。

 

 

脳内物質であるセロトニンやアドレナリン、ドーパミンなどの抗うつ薬を使いますが、その効果にしても2週間程度はかかってしまいます。しかし、抗うつ薬に即効性がない事はメリットでもあり、それは抗うつ薬に対する依存性が生じないということで、あせる必要は全くないのです。

 

 

とにかく、ゆっくり見守ってあげることが家族の役目です。日常においては、相手の態度や、言動をあまり深刻に受け止めないことです。

 

 

例えばこちらがせっかく気分転換をさせてあげようと思って、買い物などに誘っても相手はつれない態度をとるかもしれません。そんな時、「こっちはせっかく心配してあげているのに、気持ちがわからないのか、と思うこともあるでしょう。しかし、あまり重く考えないでおきましょう。

 

 

うつ病になると、今まで楽しかったことが楽しくなくなり、何をするにも億劫なのです。うつ病がパートナーにこのような態度を取らせていると考えるようにしましょう。